石川県立金沢錦丘高校同窓会

会長挨拶

錦丘同窓会会長 木綿隆弘(高15期)

 

令和6年1月1日に発生した能登半島地震により、被災された方、そのご家族及び関係の方々に心よりお見舞いを申し上げます。

錦丘同窓会会員諸賢におかれましては、日頃から同窓会の運営に対しまして、暖かいご理解とご支援を賜り厚く御礼申し上げます。このたび、120年以上の歴史ある本校の錦丘同窓会会長を務めさせていただくことになり、身の引き締まる思いであります。宮川外志前会長(高15期)の下、5年間副会長を務め、理事会・代表幹事会・総会・懇親会などの同窓会活動を通じて多くの方々と話をする中で、同窓会の運営は簡単ではないことを勉強させて頂きました。次期会長の白羽の矢が自分の方に向けられ、本当に自分で大丈夫なのかを自問自答しつつ、母校のために何か出来ることがあるのではと想い、先ずは宮川前会長の残りの任期を引き受けさせて頂きました。令和6年5月をもって副会長の高橋徹氏(高12期)も退任されますが、浜田朱美氏(高15期) と柴野道雄(高19期)は引き続き副会長を務めて頂けるとのこと、さらに新副会長として坂井秀一氏(高17期)が加わり、事務局員も8年間務められた吉田俊朗氏(高4期)の後任に、西藤泉氏(高24期)、三浦泉氏(高24期)が加わったことで、同窓会事務局体制が相当若くなりました。新しい事務局体制の基、理事・代表幹事の皆さま方のご協力を得て、錦丘同窓会の一層の発展に力を注ぎたいと思っております。

 明治32年(1899年)創立の石川県第二中学校がその後改称した石川県立金沢第二中学校の後継校として、昭和38年(1963年)に石川県立金沢錦丘高等学校が設置され、平成16年(2004年)からは中高一貫校として錦丘中学校が併設され、錦丘高等学校は令和5年(2023年)に創立60周年を迎えました。人間で言う「還暦」は、干支(十干十二支)が一巡し誕生年の干支に還ることから「出生時に還る」という意味があり、新たな一歩が始まったことになります。金沢二中・錦丘高校の卒業生は27,000人を超え、同窓会会員数は年々に増えております。同窓会会則第2条に「会員相互の親睦を図り、母校の発展に寄与すること」が本会の目的として掲げられています。この目的のために、母校へ恩返しをするためにも学校・PTA組織と連携した在校生への支援はもちろん、会員相互の絆を広げるための横の繋がりである同期生の繋がり、縦の繋がりである世代を超えた部活動での先輩後輩等の繋がり、縦横の繋がりである友人・仕事関係・地域などの様々な繋がりから、会員相互の輪を2倍3倍に広げて頂ければと思っています。

 新型コロナウイルスが感染症法上の5類に移行されて行動制限はなくなり、同窓会の行事もコロナ禍以前のように開催可能となりました。しかし、昨年も11月第1土曜日に開催される総会・懇親会への40歳代以下の参加が少なく、30歳代以下では幹事期以外はほぼ0の状態になっています。錦丘同窓会でも会員の皆さまへの連絡手段としての電子メール、ホームページ、Facebook、Instagram等のSNSを活用し、特に若い会員への情報発信に努めて参ります。西山憲隆元会長から掲げられた「絆をより広く深く」を踏襲し、さらに「絆」を強化する取り組みを引き続き行っていく所存です。会員の皆さまの忌憚のないご意見等をお伺いしながら、同窓会の運営にあたりたいと思っています。

最後に錦丘同窓会会員の皆さまのご健康とご多幸を祈念し、同窓会活動への支援とご協力を重ねてお願い申し上げ、会長就任のご挨拶とさせていただきます。